2011年2月27日日曜日

不動院の本堂と春の訪れ

牛田不動院の本堂(金堂)です。国宝に指定され、中には薬師如来(国重文)が祭られています。
私にとっては、まるで広島市内にいる気がしない「心休まる場所」です。
 
正面の建物が不動堂です。右手の赤い建物は鐘楼堂で高麗鐘がある国重文です。今日はウォーキングラリーのついでにお参りする人や観光客もなく静かな不動院でした。
牛田不動院にも春の訪れは間近のようです。桃梅がツボミを膨らませていました。
白梅は開花し始めています。広島中央図書館の白梅はかなり開花していました。

モクレンもそろそろツボミを膨らませ初めていました。
                

2011年2月25日金曜日

地位保全等仮処分命令申立事件の裁判官の調停案

会社の規律を著しく乱し、揚句の果てに社内で暴力事件まで起こした従業員を雇止めをした。このことで、労基調査からあっせんに到り、あっせんが不成立となった後に元従業員が地位保全等仮処分申立を裁判所に行った。
本日は第二回目の審判(第一回目は会社側の答弁により原告の主張は支離滅裂となったため裁判官が原告に再度主張をまとめ直すように申し渡した)であったが、裁判官の示した今日の調停案は、①地位保全及び未払賃金に対する申立は却下する、②原告が被告の会社で労基調査などを誘因したことは会社に貢献したことになる文章を会社が交付する、③和解金として100万円を被告は原告に支払う、④今後、本件に関する一切の権利義務を放棄する、というものであった。
②はその場で会社側が拒否し、③の件は会社で検討することとなった。
その上で会社は私に相談してきたのだが、私は(表向きは)弁護士さんの立場を尊重して③を拒否するのではなく値切るように提案した。
全く理不尽な調停案だ。あっせんの場でも、あっせん委員であった弁護士さんが「会社側は提訴することもできる」と言う位に会社は万全を排して(堪り兼ねて)雇止めを行った。そして今回の裁判官も雇止めを無効と原告が主張することは却下しているのに、何を根拠に100万円も支払えというのかがわからない。裁判官も「本訴を避け調停するためには会社側に無理をお願いするしかないような相手方だ」といっている。
私ならば最高裁まで争う覚悟でこの調停案を否認するのだが、「窮鼠、猫を食む」となることを防ぐために会社側はなんらかの譲歩をするかもしれない。
社労士は法的権限が無いため裁判に立ち会うことができないので、全くやり切れない気持ちで一杯だ。

2011年2月24日木曜日

見込残業代などの見込割増賃金について

社会保険労務士として開業して以来、残業代を給与として固定的に支払うことで未払い賃金の発生を防ぎ法的リスクを回避できるように指導してきた。今日は、古くからのお客様で居酒屋を数十店舗運営されている企業の総務担当者が、初めて本気でこの見込残業代制度のことを尋ねてこられた。この企業、最近は労働紛争ともなりかねないトラブルが続いているためか、やっと本気になって貰えたようだ。この企業の賃金体系の中には既に見込残業代制度が導入してあるのだが、居酒屋が本業のせいもあるのか今まで運用面でかなりの不安を私は抱いていた。しかし、今日の説明で総務担当者も相当理解できたようだ。更に、残業時間数が多いことも、金銭問題以外に健康上からも好ましくないことを理解し始めて貰えるようになった。4月には現行の賃金体系の再構築をされることにもなったようだ。
急成長を遂げられ、現在約800人強の従業員さんがいる企業となられたが、急成長されただけに内部体制の整備が十分に追いついてないかったが、徐々に成長段階に応じた内部体制にする努力を始められたようだ。

2011年2月23日水曜日

今日は山間でリラックス

昨日は広島市内の海が近い顧問先ゴルフ場に仕事で行ったと思ったら、今日は広島市内でも山間にあるゴルフ場に仕事で行くことになった。広島市中央部から自動車で有料道路を使えば約30分位で着くゴルフ場だが、私は50CCバイクなので遠回りしなければならず約50分かかってしまう。山を2つ越える道を自然を楽しみながら走るのだが、到着するといつもここでタバコを一服して気分転換するようにしている。街中に住み、街中で仕事をしていると、やはりこのように広々とした自然を見ると、ホッと一息つける。
ゴルフ場というのは、意外と従業員数が多い事業場である。その上、キディさん、コースを維持管理する人、レストランで働く人、フロントの人など全く異業種とも言える職種が混在しているから労務管理は色々と大変のようだ。
先月は雪のため行来に大往生したが、今月に入ってからは雪もなく、往復するのが楽になった。
この写真のホールは、よく左側に打ち込んでしまう人が多いようだから、ティーグラウンドで何か錯覚を起こさせるような仕組みがあるのだろう。このホールは、正面の小山の所から右ドッグレッグしているのでティーグラウンドからグリーンは見えない。
このコース全体としては「グリーンの手入れが良いので、そのアンジュレイションを楽しむと良いコース」とお聞きしたことがある。

ハローワーク求人票の職種について
ある会社のハローワーク求人を職種「営業事務職」で募集した処、約2ケ月間位全く応募がなかった。そこでハローワークのアドバイスに従い「営業」を削除して職種を「事務職」にした処、直ちに10名前後の応募があり、そのうちの一名の採用が決まった。この会社では伝票処理だけで電話営業などはさせないのだが、「営業」という言葉だけでこんなにも違うものかとビックリしてしまった。こんなにも女性は「営業」を嫌っているものかということが理解できた。

2011年2月22日火曜日

大好きな瀬戸内海の一場面

手前のゴルフ場は兎も角として、遠くに写っているのが瀬戸内海の島々です。仕事でこの会社に来たときには、いつもこの風景を観て、ホッと心を休ませています。先祖が村上水軍のためか、瀬戸内海を観ると心休まるのです。ちょうど、島々には春霞がかかっており、とても綺麗でした。

尚、誤解を解くために先祖の申し開きをしておきますと、村上水軍は海賊ではなく瀬戸内海の治安を維持する海軍だったのです。武士が陸軍であれば、水軍は海軍として海(航行)の安全を守る役割をしていたのです。

2011年2月21日月曜日

さらば広島市民球場

子供の頃から慣れ親しんでいた広島市民球場が解体され始めた(ホームベース側にあった正面入り口付近は既に取り壊されていた)。感無量のものがある。
余り試合を見に行ったことは無いが、自宅近くにあったため、小学生の頃はホームランやファインプレイがあると球場から大きな歓声があがるので驚き、また稀に観戦に行ったときには「むさし」のオムスビが大変に美味しかった記憶がある。
ついでに本通り商店街を散策してみると、老舗書店の金正堂が1月末をもって閉店していた。
知らぬ間に自分が歳をとり、時代が大きく変わり始めていることを痛感してしまう。

ハローワークでの一件
トライアル雇用奨励金の対象者に時給制の人も対象となるのか否かをハローワークが厚生労働省からの奨励金要綱に無いので調べると言い出した。奨励金の支給要件は①期間の定めの無い雇用契約であること、②他の正社員と仕事の責任の程度が同程度であること、③他の正社員と同等の所定労働時間数であること、であると職員は説明していたが、時給者が対象となるか否かが要件に明記されていないから本省に問い合わせするとのことであった。この職員さんは、今回の本省への問い合わせに関して色々なことを話ししていたが、「スピード違反してネズミ取りで捕まえるのは変だ」などとも言っいたので、この職員自体のものの考え方が変なのではないかと考え、敢えて逆らわないことにした。
助成金(奨励金)が利用できるか否かも大切なことだが、それ以上に「良い人財」を採用できることが大切だ。

労働局主催の賃金・退職金セミナー
労働局主催で、賃金と退職金のセミナーが解体中の広島市民球場の近くであるからというので参加してみた。広大教授で弁護士でもある先生が、裁判判例を基にして色々な解説をされていた。労働局も労働基準法だけでなく、労働契約法や個別労働紛争をかなり意識しているようだ。しかし、判例が引用されるセミナーに参加すると、後で判例を整理するのに大変時間が必要となってしまう。ヤレヤレだ!!



2011年2月20日日曜日

日曜日の休息

特定社会保険労務士として、普段の日は労働紛争や企業の活性化相談などで心身ともに疲弊しますので、毎週日曜日の午後には墓掃除を兼ねて、広島の牛田にある通称「不動院」(真言宗)で一服します。広島市内にありながら、自然が楽しめ歴史の重みを感じさせるので、やすらげる場所です。上の写真は、その樓門(国重文指定)です。アストラムラインの不動院前駅から徒歩で2~3分の所にあります。

不動院の楼門の左手には「吽形」(1294年 6尺4寸)

不動院の楼門の右手には「阿形」(1294年 6尺4寸)
子供のころ「お絵かき教室」で不動院まで行き(この頃の牛田は広島市内といっても田舎の風情がありました)ましたが、「吽形」「阿形」が恐ろしくて絵にできなかった記憶があります。

2011年2月18日金曜日

確定申告

確定申告場に例年のように早め(8時30分頃)に行ったら、他の人は入口で待たされているのに、私だけが「どうぞ中へお入りください」と開場前(開場は9時)に言われたのでビックリしていると、「確定申告の手伝い応援に来られた税理士の先生ですよネ」と言われてしまった。社会保険労務士のバッチをつけていたので勘違いされてしまったようだ。
毎年、会場のパソコンで確定申告をするのだが、今年は税務申告用の決算書を持参し忘れていたので通常決算書から転記する羽目になり、45分も申告するのにかかってしまった。
朝から調子が狂ったせいか? 本業の社労士業の方も一日中テンヤワンヤの1日となってしまった。
解雇者を昨年9月に出してしまった企業からの求人申し込みが1日に2回に分かれてあったり、従業員さんが国際結婚したのでその妻(ロシア人)を被扶養者にする手筈を整えたり、通勤労災手続きの依頼があったり、労働紛争で仮処分訴訟中の企業の総務責任者から突然の相談があったりして、全く予定外の仕事が多く通常業務がマイペースでは熟せない1日だった。
それにしても、政府が始めている電子申請はいいかげんなものだ。つい先日までは雇用保険被保険者資格取得手続きを電子申請で行うと、後日郵送されていたのだが、知らない間にメールで送信されるようになっていた。この件に関して何の変更連絡も無い状態であった。知らない間にシステムを変え、やり方も変えて、何の説明もない。