2011年2月24日木曜日

見込残業代などの見込割増賃金について

社会保険労務士として開業して以来、残業代を給与として固定的に支払うことで未払い賃金の発生を防ぎ法的リスクを回避できるように指導してきた。今日は、古くからのお客様で居酒屋を数十店舗運営されている企業の総務担当者が、初めて本気でこの見込残業代制度のことを尋ねてこられた。この企業、最近は労働紛争ともなりかねないトラブルが続いているためか、やっと本気になって貰えたようだ。この企業の賃金体系の中には既に見込残業代制度が導入してあるのだが、居酒屋が本業のせいもあるのか今まで運用面でかなりの不安を私は抱いていた。しかし、今日の説明で総務担当者も相当理解できたようだ。更に、残業時間数が多いことも、金銭問題以外に健康上からも好ましくないことを理解し始めて貰えるようになった。4月には現行の賃金体系の再構築をされることにもなったようだ。
急成長を遂げられ、現在約800人強の従業員さんがいる企業となられたが、急成長されただけに内部体制の整備が十分に追いついてないかったが、徐々に成長段階に応じた内部体制にする努力を始められたようだ。

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