2011年5月2日月曜日

老齢年金、遺族年金、企業年金基金、そして雇用継続給付金

2年前に夫が他界され遺族年金を受給中の女性従業員さんが6月に60歳になられるので、会社から60歳以降の最適賃金試算を依頼された。そこで、日本年金機構に行き、老齢年金の試算をしてもらい、現在の遺族年金も調べてもらった。色々と専門的なことを説明して下さったが、その説明では複雑過ぎて、社労士の私でもついて行きにくい状況がシバシバあった。私はその従業員さんに説明する必要があるので、思わず「結論としては、この人は60歳から65歳までと、65歳以降では、どうすれば貰える年金が一番多くなるのですか?」と尋ねてしまった。この人の場合、基金にも長期間加入されていたから余計に説明が難しい。
そして更に、これに高年齢雇用継続給付金が関係してくるから・・・・・・・・。
法律を知っており、それに基づいて説明するという姿勢よりも、顧客の視点に立ってその人が何を知りたいのかを考えながら説明しなければ、どんなに一生懸命に説明しても相手の耳には届かないということを実感した事例となった。

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