2012年4月10日火曜日

PFドラッカー365の金言より 240

<< 本文 >>  「創生への時」
10年、15年にわたって有能だった人が、なぜ急に無能になるのか?
私が見てきた限り、原因は、それらの例のほとんどにおいて、昇進した人が、前の任務で成功したこと、昇進をもたらしてくれたことを新しい任務においても行い続けることにある。その挙句、無能な仕事しかできなくなる。正確には、無能になるのではなく、たんに間違ったことを行うために無能な仕事しかできなくなるのである。
新しい仕事を行ううえで必要なことは、卓越した知識と才能ではない。それは新しい任務が要求するもの、新しい挑戦、仕事、課題において致命的に重要なものへの「集中」である。

(コメント)
『失敗しようとして失敗する人は愚か者であり、そんな人はほとんどいない。人が失敗するのは、自分の過去の成功体験に拘り、状況が異なることを意識しなかったときである。』と言われます。またブレイクスルー思考法ではユニーク差の原則と言われ、それぞれの事象には独特のものがあるからそれを判別することが大切であると教えます。
課長から部長に昇進した、部長から取締役に昇進できた。このときに、どうしても人間は過去の自分の成功体験を元にその後も判断しようとしてしまいます。しかし、それぞれのポジションは、組織においてその果たすべき役割と権限が異なります。権限を行使して役割を果たし組織が期待する成果を上げるためには、自分の過去の成功体験を参考にするが拘ることなく、いまのポジションに期待される役割に集中することが必要です。

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