2011年4月21日木曜日

山口労働基準監督署の調査

山口労働基準監督署が顧問先企業の小郡支店の調査をすると言うので、資料を持って会社社長に同行した。長時間労働に関する調査ということであったが、一応、恒例労基調査と同様に、未払い賃金の確認、時間管理方法、就業規則の取り扱い、36協定、健康診断結果等の届出確認があった。全てパーフェクトにクリアーできていたが、一人だけ36協定の特別条項で定める残業時間数を僅かに超えていた従業員がいたので、その是正勧告を受けてしまった。しかし、固定残業制(見込割増賃金)のチェックを毎月パソコンで行っているエクセルのチェックシートを労基官に見せ、更に80時間超の残業をした従業員に医師の診断希望の有無を厚生労働省ホームページを基に作成し直した確認シートで行っている資料を見せた処、それ以上は言及しなくなった。
努力目標として労基調査が30分で終了することを私は目指したが、広島労基署と違い是正勧告書を労基官が手書きするので、それに時間がかかってしまい(しかも非常に読みにくい文章)、約40分間の調査となってしまった。十年ぶりに行った山口市だが、労基署には行ったことがなかったので、山口労基署の規模が思ったより小さいのには驚いし、山口市も十年前とそんなに大きくは変わっていなかった。
行き帰りの道中で社長と普段は話さないような労務管理上の注意点や助成金の話しができて、非常に有意義な小旅行であった。

0 件のコメント:

コメントを投稿