2012年2月15日水曜日

PFドラッカー365の金言より 186

<< 本文 >>   「マネジメント・・・課題、責任、実践」
目標は計画に落とし込まなければ、目論見(夢)にすぎず、目標があるとは言えない。
しかも有能な人達が取り組んでくれて、はじめてプラン(計画)は成果を上げる。そのような取組みがなければ、口約束と目論見に過ぎず、プラン(計画)ではない。仕事のできる者を誰か担当させているかを聞かなければならない。いま担当させる訳にはいかない。今日の仕事を終わらせなければならないという答えが返ってくるようでは、プランが無いことを認めたに過ぎない。
仕事は、責任、期限、評価、フィードバック(報告)を伴う。そして、何をいかに測定するかが、意味ありとすべきことと、なすべきことを規定する。

(コメント)
実務でよく直面する問題です。
目標をたて計画を組み、それを推進していくメンバーを各課から選出しようとすると、どの課もヒトを出したがらない。ましてや優秀な人材は、なおさら出したがらないのです。しかし、優秀な人材にプラン(計画)実施を担当させなければ良い成果は得られません。優秀な人材にプラン(計画)実施を担当させなければ、「目標をたてた」、「計画をたてた」とは言えないのです。優秀ではない人材に担当させる状態を私は「・・・レバ・・・タラいいナ!!」状態と呼んでいます。
プラン(計画)をたてても実行しなければ「絵に描いた餅」です。
プラン(計画)とは、「誰が」、「何日(時)までに」、「どうやって」、「どんな目標」を達成するのか、そしてそれを「どういう尺度で評価」(売上なのか利益額なのか、それとももっと別の尺度なのか)するのかを決めなければ、正しい成果は得られません。簡単に言えば、「責任者」「役割」「期限」「達成すべき目標の内容(質・量)」を決めることが必要です。
しかも、プラン(計画)が優秀な成績をあげる為には、最も優秀な人財に担当させる必要があるのです。そのため、優秀な人財に仕事が集まってしまうことになる点は注意すべき点です。

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