2012年3月4日日曜日

PFドラッカー365の金言より 203

<< 本文 >>  「変貌する産業社会」「非営利法人の経営」「プロフェッショナルの条件」
リーダーは権限を委譲する。だが、範となるべきことについては委譲しない。自ら率先して行う。
成果をあげるリーダーは、リーダーシップについて4つの簡単なことを知っている。
①リーダーには「従う者」がいる。
②リーダーシップにとって大事なことは人気ではなく「成果」である。
③リーダーは目立つ存在であって、他の人たちの「模範」となるべきものである。
④リーダーシップとは、地位、特権、称号、富の類ではなく「責任」である。
何もかも委譲してしまったり、責任を取らないリーダーは、敬意さえ期待することができなくなる。

(コメント)
実務で色々な会社の相談を受けていたら、
①部下のことを考えずに我が身のこと(保身)だけを考えている上司
②部下に嫌われることを恐れ、成果を上げるために必要となる厳しいことを部下に要求できない上司
③他の模範になり得ない上司
④部下の責任を取らず、部下の成功を我物にしてしまっている上司
によく出会います。
このような上司・社長のいる会社は業績が不振であるか、個別労働紛争が発生するか、社員の定着率が低いかのどれかが当てはまります。
私は、「厳しいけど、優しいリーダー」を育成するように指導しています。間違っても「甘くて、いい加減なリーダー」になってはいけません。

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