2012年1月13日金曜日

PFドラッカー365の金言より 153

<< 本文 >>  「ネクスト・ソサイエティ」
急激かつ予測不能な変化の時代にあっては、基本的なトレンドにのった戦略をもってしても、成功が保証される訳ではない。しかし、それなくしては失敗が確実である。若年人口の減少と労働力人口の多様化が基本的なトレンドである。
日々の出来事を超えたトレンドを事業の基盤としなければならない。

(コメント)
どなたの言葉だったかは忘れましたが、「日々の変動には振り回されるナ! 大きな変化には対応していけ! 」という名言があります。また、渋沢栄一翁も「大事に驚かず、小事は分別せよ」と言われています。
私は昔、ファッション業界に属する人間でした。ファッションは毎年と言わず時々刻々と変化していきます。その流行の変化に対応し先取りしていくことが大変な仕事となります。しかし、半年毎に大阪で主催される船井総研のファッショントレンドセミナーで、ファッションには基本パターンが幾通りかあり、その基本パターンを組み合わせることで消費者に新鮮味を味あわせて販売を促進していくことを学んでいました。いま思えば、このとき刻々と変化する流行の変化に振り回されないように注意して、流行のトレンド(大きな流れ)を読み取るように教えられていたのではないかと思います。
眼前で発生している小さな変化に振り回されるのではなく、時代の大きな流れ(トレンド)を読み取り戦略をたて、その上で小さな変化に対応する戦術・戦闘を練ることが大切です。戦略なくして戦術・戦闘に明け暮れしていては徒労に終わり、余程運が良くなければ成功へとは結びつかないと考えます。
そしてPFドラッカー先生は、そのヒントは①若年人口の減少と②労働力人口の多様化にあると教えられています。

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