2012年1月23日月曜日

PFドラッカー365の金言より 163

<< 本文 >>  「産業人の自由」「バージニア・クォータリー・レビュー」
自由とは「選択の責任」である。
自由とは楽しいものではない。幸福、安心、平和、進歩のいずれでもない。それは選択の責任である。権利ではなく義務である。真の自由は何かからの自由ではない。それでは特権にすぎない。
自由とは、行うことと行わないこと、ある方法で行うことと他の方法で行うこと、ある信条をもつことと逆の信条をもつことからの選択である。楽しいどころか重荷である。それは、自らの行動と社会の行動にかかわる選択の責任である。

(コメント)
うちの息子に言って聞かせたい言葉です。いま息子は大学生で学生生活を謳歌していますが、自由と放任(勝手気まま)とを勘違いしています。
このようなことは社会人にもよく見受けられます。「◎◎するのは私の自由でショ!!」と言って拘束されることから逃れようとします。しかし、会社(社会)は協働(共同)の場ですから、「責任を伴う自由」は許されても、「勝手気ままな自由」は許されません。
社会が豊かになったことは良いことだと思いますが、それに伴い道徳教育が改廃され、法律を元に個人の「自由」と「権利」ばかりが強調された結果、自由と権利に伴う「義務」が蔑ろにされ続けているような気がします。その結果、訳の分からない権利や自由を主張する人達が増えているようです。労働紛争が増えているのは、この辺りにも原因があるのではないでしようか?
うちの息子も早く気づいてくれれば良いのですが・・・!!

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