2012年1月16日月曜日

PFドラッカー365の金言より 156

<< 本文 >>  「断絶の時代」
現代社会の原動力としての知識は、仕事に使われて初めて意味を持つ。しかも仕事は専門分野によって定義することはできない。仕事の成果は学際的たらざるを得ない。そのため、いかなる知識が必要か、その知識は可能か、知識を意味あるものにするには何が必要かを明らかにするために、知識は意識的かつ体系的に適用されるようになった。つまるところ、成果を生むために既存の知識をいかに適用するかを知るための知識がマネジメントである。
そして、適切なマネジメントができるようになるためには、自らがどのような成果を生み出すことを期待されているのかを知ることが必要である。


(コメント)
懐かしい本「断絶の時代」からの引用です。いまから30年位前の大学生のときに読んで感激しました。そして、学生のときの恩師:加藤寛教授はゼミで盛んに学際的であることの必要性を説かれていました。加藤寛教授の専攻は経済政策であり、政府に対しての助言役を果たされていましたから、知識を学際的に活用することの必要性を説かれていたのだと思います。
私は10年前に会社を倒産させてしまってから社会保険労務士という看板を掲げてコンタサタントのような生業を営んでいますが、この生業を営むようになってからは特に先生方の言われる「学際的であること」「仕事で実践すること」の大切さを痛感しています。特に「私が果たすべき役割、「私に期待されている役割」を正しく認識することの重要性も痛感しています。
そして更に、「知識として知っているだけでは駄目であり、実際に知識を仕事で活用しなければ智慧とはならない(学際的に使えない)」ということも痛感しました。
その意味で、テレビ番組「知ってつもり」は面白い番組だと思っています。テレビを観ないので、今でもこの番組があるのか否かは知りませんが・・・・・。

0 件のコメント:

コメントを投稿