2011年12月4日日曜日

PFドラッカー365の金言より 113

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マネジメントの成果は5つの基本的な仕事で決まる。
①目標を設定する。目標領域を決め、それぞれについての到達地点を決める。そのために行うべきことを決める。連携する人達とのコミュニケーションによって、それらの目標を意味あるものにする。
②組織する活動、決定、関係を分析し、仕事を分類する。分類した仕事を活動に分割し、作業に分割する。それらの活動と作業を組織構造にまとめる。マネジメントを行うべき者を選ぶ。
③チームをつくる動機づけを行い、コミュニケーションを図る。
④評価する評価するための尺度を定める。
自らを含めて人材を育成する。

(コメント)
私は特定社会保険労務士という看板を掲げて、
①目標設定に対する助言をする。
②従業員にマイタスク票を記入してもらい、会社全体の仕事を分析して、役割・責任分担表を作成する(組織創り)。
③やるべき仕事を行うチームづくりのアドバイスをする。
④人事考課表や賃金・賞与・退職金制度を構築するための助言・指導を行う。
⑤人材育成プログラムを組むための助言・指導を行う。
という業務を日々顧問先に行っています。
これらは重要な仕事ですが、緊急性があるものではありません。従って、ついつい先延ばしにされてしまいます(「取り敢えず」で終わらせ問題解決を先延ばししている)。しかし、未解決のままにしておくと、いずれは爆発してしまいます。「緊急性はあるが重要では無い仕事」に振り回され、ここでいう「重要だが緊急性はない仕事」が未処理のままであったということが無いように心がけるべきと思います。
上手なタクシー・ドライバーは乗客が車が曲がったことさえ気づかないようにハンドルを切るといいます。下手なドライバーは急ハンドルと急ブレーキで曲がります。
ある日突然に会社の大改革を行わざるを得ない状況まで放置しておくのではなく、日々の改善を続けることで、気付いたら会社が大きく変わっていたという状況をもたらすのが名マネジャーではないでしょうか? その為には、日々のコミュニケーションが欠かせないものとなります。

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