2011年12月12日月曜日

PFドラッカー365の金言より 121

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トップマネジメントは何を専管とするかを考えなければならない。
それは、全体、一体感、未来にかかわる意思決定である。
そのためには3つの分野をトップマネジメントの専管としなければならない。
①参入すべき技術、市場、製品、事業の決定、廃棄すべき事業の決定、組織としての価値観、信条、原則の決定
②資金配分の決定
③人材配置の決定
である。

(コメント)
組織の使命、価値観、方向づけ、投資、人事にかかわる決定はトップマネジメントの専管としなければなりません。
私の亡母は原爆で焼野原となった広島で「0」から商売をし始めました。その亡母がくどい様に言っていたのは、
①会社を成長させようと思うならば、仕事(特に作業)はドンドンと社員に任せていきなさい。
②しかし、『何を善、何を悪とする判断基準(価値観)』、『会社を将来はどんな会社にしたいのかという方向性』『人事権』だけは社員に任せてはいけません。
と教えてくれていたことを思い出します。無学の母でしたからPFドラッカー先生の本を読んだとは思えませんが、内容はほぼ先生の指摘される内容と一致しています。これって実践の教えなのかも知れません。

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