2011年12月1日木曜日

PFドラッカー365の金言より 110

広島市の平和大通りで毎年行われているイルミネーションの1つです。大きくて、しかも綺麗ですよ!!

<< 本文 >>
計画を策定する場合において重要なことは、明日なにを行うかを考えることではない。明日のために、今日なにを行うかを考えることである。
重要なことは、未来において何が起こるかではない。いかなる未来を今日の思考と行動に折り込むか、どこまで先を見るか、それらのことをいかに今日の意思決定に反映させるかである。

(コメント)
「明日と未来のために今日なにをすべきか」を考え、「今日の行動にそれを折り込むこと」が計画を策定するということであると先生は言われています。
チョッと違うかも知れませんが、正反対の考え方として「明日できることは今日するナ」という考え方もあります。しかし、この考えでは流れに流されるだけで大成できないことは明らかです。
「皆のために綺麗な教会を造るために、シンドイけれども今日はレンガ積みの作業をする」というように、目的を明確にして、その上で今日なにをすべきかという計画を建てることが大切です。
計画は「明日行うことを決めるもの」ではなく、「目的達成のために、明日以降のことを考えて今日なにをすべきか」を決めるものです。当然にその結果として、明日建てる明日からの計画は、今日の結果次第によって変更・修正されていきます。
私は若い頃に富士銀行を円満退職して親の会社に戻りました。その退職の際に上司であった融資課長が「村上くん、大きな組織は力があるから力で押して目的を達成させることが出来るが、中小企業はそうはいかないヨ!! 中小企業のオヤジさん達は、アアでもない、コウでもないと紆余屈折・試行錯誤しながら進んで行き、最後には目的を達成できるように努力しているんだヨ!!」と送る言葉にして下さったことを今でも忘れません。

0 件のコメント:

コメントを投稿