2011年12月24日土曜日

PFドラッカー365の金言より 133

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事業はすべて、「資金の配分」と「人材の配置」によって具体化される。この2つの経営資源が、優れた業績をあげるか、貧弱な業績しかあげられないかを左右する。資金と人材は慎重に投入しなければならない。
資金については
①投資収益率
②回収期間
③キャッシュフロー
④投資現在価値
の4つの観点から見なければならない。そのうえで、機会とリスクの関係が最も有利なものを選ぶ。そして投資結果は必ず当初の見込みにフィードバック(照合)させることが必要である。
そして、人材の配置(採用、解雇、昇進)の決定も重要である。資金の投入よりも難しい。投資の決定と同じように緻密に行わなければならない。そしてここでも、結果を当初の期待にフィードバックさせなければならない。

(コメント)
資金投入の是非は、予測と算数を基に論ずることができます。しかし、人材の投入はそうはいきません。予測しても、相手は成長しますし、環境も変わっていきます。そのため予期せぬことが発生し易いのです。
私は特定社会保険労務士として主に人材の配置(採用、解雇、昇進他)のご相談を承っていますが、色々な企業と接して、「企業はそれを構成する人のモノの考え方次第で成長もするし、停滞・衰退もするものだナ!! 」とつくづく思います。無から起業して企業を興す人もいれば、一大企業を潰してしまう人もいる訳ですから・・・。私見としては「流れを活かすこと」の重要性をシミジミと感じる昨今です。
①陰と陽・・・・・両極端を極め理解すること
②無為・・・・・・・流れを上手く利用すること
③無常・・・・・・・絶え間なく変化し続けること
④上平無兵・・・直接的行動よりも間接的行動を心がけること
が中国の道教(孫子の兵法も基礎となった考え方)の教えにあります。

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