2011年11月30日水曜日

PFドラッカー365の金言より 109

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時間と資源は限られ、行うべきことは多い。
戦略がうまくいかないときの鉄則は、もう一度だけ行う。それでも駄目なら別のことを行う。

(コメント)
PFドラッカー先生の言われることは良くわかります。しかし、凡人の私の性のため、固執して何度も行うことが多いようです。先生は、一回目の実行が失敗したときには、その原因を考え、改善してもう一回だけ実行してみなさいと言われています。しかし、得てして三度、四度と深追いをしてしまいがちです。
先生はこの本文の後で、「成果が得られないことを繰り返し行っているのでは屍しか残せない」と言い切られています。
世間では「損切り」といって、これ以上の損害発生を防ぐために今までかかったコストや手間暇を捨て、それまでやっていたことを中止することがあります。どうも、先生はそのことを言われているようで、それも2回目のときに損切り決断をしなさいと言われているようです。そうしなければ、われわれの資源と時間は限られている訳だから、別の機会(チャンス)を逃してしまうことになると・・・・・・。

一方、有名なカーネギー名言集では「続けている限り失敗は無い」と書かれています。エジソンほか有名な偉人は、失敗しても失敗しても諦めることをせず、最後に成功したと言います。

この両者の違いが経営者と発明家の違いではないかナ?と考えさせられる処があります。
エジソンは発明王と言われていますが、GEという会社を設立したものの経営者としては失格しています。成功するためには失敗しても継続し続けることが必要である(継続している限り失敗ではない)。しかし、資源と時間に制限がある経営者は損切りする勇気を持つことも必要であると言われたいのではないかと私は思います。それも2回目の失敗のときに決断せよと・・・。

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