2011年11月18日金曜日

PFドラッカー365の金言より 97

<< 本文 >>
意思決定において、問題の明確化ほど誰もが気にしない重要なことはない。
正しい問題提起への間違った答えは修正がきく。
しかし、間違った問題提起への正しい答えほど修正の難しいものはない。問題がどこにあるのかもわからない。

(コメント)
これは企業から色々な相談をうけていて、よくあるケースです。
要するに「現状の認識の仕方、問題のとらえ方」が間違っているのです。
特に、個別労働紛争の相談の場合は、従業員さんから考えた問題のとらえ方と、会社側から考えた問題のとらえ方が異なっている場合が多いようです。
そのため、ご相談事項の解決策を考える前に(正確には同時並行で)、本当の問題点はどこにあるのか、何が問題点なのかを捉えなおしてみることが問題解決のためには必要となります。
このときには現在発生している問題点を要件と要素に分解し、HOWツリーでまとめ直してみます。そうすると本当の問題点の在処、見方の違いが鮮明になり、正しく問題解決を図ることができるようになります。
尚、HOWツリーとは、ピラミッド形の構成図を横にしたものです。

0 件のコメント:

コメントを投稿