2011年11月9日水曜日

PFドラッカー365の金言より 88

(コメント)
この本文は、コメントし難いのですが、生来セッカチで横着ものの為、集中力に欠け、手を抜いてしまう傾向がある私が自分自身の肝に命じ、努力していることです。

<< 本文 >>
いかに難しくとも、仕事で完全を求めてください。
紀元前440年ごろ、ギリシャの彫刻家フェイディアスは、パンティオンの彫像群を彫った。しかしアテネの会計官は、フェイディアスの請求書に対し全額の支払いを拒んだ。「一番高い丘のパンティオンの屁にあって、前面しか見えない。見えない部分まで払うわけにはいかない。」と言った。これに対し、フェイディアスは「そうではない。神々が見ている」といった。

(コメント)
芸術品は歴史という洗礼をうけ、本物だけが生き延びます。だから、名画・名曲と言われるモノも、本来は時代が変わり感性が変化しているにも関わらず名画・名曲として生き延びているのではないでしょうか?
大昔に船井総研のゼミナールで船井先生から「本物だけが生き延びられる時代がくる」と聴いていました。
インターネットが普及し、チャット他のSNSが普及した現代では「偽物」「悪いもの」は直ぐに排除されてしまいます。
また、ネットを上手く利用すれば、昔では考えられなかった方法・手段で仕事の目的を達成できる時代となっています。
そして更に、ユーザーのニーズさえも激しく変化を続けている時代です。
このような時代だからこそ、本物(真の顧客ニーズ)を常に求めて、手を抜かずに、そのとき自分と顧客が得心し得る水準の仕事を目指す必要があるのではないでしょうか(当然のこととして、コストとのバランスも考えますが・・・)?
しかし、時間に追われる現代では、これを常に目指すことは中々難しいことです。だからこそ、自分の肝に命じておくことが必要だと私は考えています。

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