2011年11月19日土曜日

PFドラッカー365の金言より 98

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正しい問題提起を行うには、あらゆる角度から、
①そもそも何の問題か?
②何が問題か?
③何が大事か?
を考えることである。

(コメント)
私の実務経験上からは先生の言われることの前に、思い込みや憶測するのを止めて、必ず事実と照らし合わせることが必要であると思います。
また、事実と真実とは必ずしも一致するものではありません。事実とは、その人の経験を踏まえて習得された判断が織り込まれているものであり、それと真実との間にはその人なりのフィルターを通っています。
古い諺に「目の不自由な人が象を触ったとき、足を触った人は象とは太い柱のようなものと言い、鼻を触った人はそんなに太くはないが曲がりくねり良く動くものといい、耳を触った人は・・・」というのがあります。誰も嘘は言っていません。但し、象の全体ではなく一部分だけのことです。
更に、人間は先入観があると、その先入観を元にものごとを見てしまう傾向にあります。
このような状態を防ぐためには客観的にかつ全体を把握することで、事実を真実に近づけていき、その上で、先生が言われる「何についても問題か」「何が問題か」「何が大事か」と判断していくことが大切ではないかと思います。

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