2011年11月20日日曜日

PFドラッカー365の金言より 99

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組織としての意思決定でなければ決定とはいえない。(一部の人だけの決定だと)、意図があるにすぎない。そもそもはじめから、組織の意思決定としてスタートしていなければならない。
意思決定の結果にかかわりを持つ者は、自らの部局への影響を明らかにすることを求められ、賛否を問われるかもしれない。しかし、(それを通じて)トップマネジメントは各部局の考えを知ることができる。そのうえで意思決定を行う。
そこに参加型経営の要素はない。しかし、影響を受ける者は、(予め)意思決定の意味を知り、自らの立場を知り、備えることができる。(こうすれば)意思決定を売り込む(説明し説得する)必要はない。それは、既に売られている。

(コメント)
チョッと解り難い先生の教えですから、本文も加工しました。
「組織の意思決定として」とは??????? 意思決定の結果に関わりのある人達を巻き込むこと・・・。
意思決定するにあたっては、決めた後に関係者に説明するのではなく、実行にかかわりのある人すべてを事前に巻き込むことが大切であり、その上で実行にあたる人を決めることが必要であるという意味です。これをブレイクスルー思考法では「参加・巻き込みの原則」と呼んでいます。
日本流に言えば衆知独裁に近いとも言えるので参加型経営とは違います。
そして、この言葉の背後には「意思決定は行動に反映されて初めて意味がある(実行されなければ意味がない)」という意味があることも重要です。意思決定も行動に反映されなければ、意図があったに過ぎなくなってしまいます。

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