2011年11月10日木曜日

PFドラッカー365の金言より 89

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意思決定が成果をあげるには、満たすべき要件を明確にしておく必要がある。要件が何かを明らかにしなければならない。要件を明確かつ簡潔にするほど、意思決定は成果をあげるものとなり、達成しようとするものを達成するようになる。逆に、いかに優れた意思決定に見えようとも、要件が曖昧であれば成果をあげられないことは必定である。
意思決定の要件は、問題を解決するために最低限必要なことは何かを問うことによって明らかにされる。

(コメント)
私は、色々な企業からご色々な相談を頂いたときに、ピラミッドを横にしたようなチャート図(HOWツリー)に必要条件を書き出したり、フローチャートにすることとで、満たすべき要件を出来る限り明らかにしていきます。特に、一般の人が煩わしく思われる法律的な問題に関してはそのようにしています。
このようにすると、その企業が達成したい目的を果たすにはどのような要件(条件)を満たすべきかが明確になっていきます。
私の原則は「Simple is Best」ですから、幼稚に思えるかもしれませんが、できるだけ図式化することで曖昧さや迷いを排除していきます。そして、このようなHowツリーやフローチャートが出来上がると後は実行していくだけです。しかし、Howツリーやフローチャートを描いていると「なにを幼稚なことをやっているのダ」と言われてしまうことが多々あります。何故なら、Howツリーやフローチャートが完成するとモノゴトは意外とシンプルに存在しており、自分の曖昧さがモノゴトを複雑にしていることが多いと分かるからです。私はこれらを考え方を整理して、協働する人達と必要な要件(要点)を共有し、更には目的を共有するために用いることが多いのが実情です。そして必要に応じて深堀りしていきます。
そのため、PFドラッカー先生の言われるように、意思決定のために最低限必要な要件に絞り込むためにも、Howツリーやフローチャートに描いてみることをお勧めしたいと思います。

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