2011年8月13日土曜日

営業責任者の退職

「経営者は、就任と同時に自分の後継者教育を始めなければならない」と言われます。これは中間管理職の人の場合も同様に言えることです。そうすることが、自らの成長に繋がるのです。何故なら「ヒトは他人に教えることで自らが成長していく」からです。
さて、8月20日付けで退職することにした営業責任者がいるのですが、本人は就任当時から「自分の任期は3年間だけにして、後は別な人にポジションを譲る」と言われていました。また、7月には「8月は年次有給休暇を取るからほとんど出勤してきません」とも言われていました。
私は離職票に本人の捺印が必要なので本人の携帯電話に昨日電話した処、本人曰く「8月も毎日出勤しています。20日までは休めない状態です」とのことだったから、急いで今日訪問して本人に捺印してもらいました。
色々なことを本人とお話しし、本人は年次有給休暇が取得できずに退職することに不満をもっているようでしたが、結局は自分が自分の後継者を育てていなかったから年休も取得できずに退職する日まで出勤せざるを得ないハメになったようです。
ただ、責任者としてのこの責任感は称賛に値すると思います。

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