2011年8月20日土曜日

PFドラッカー365の金言より 7

組織構造にはいくつかの守るべき原則がある。
①組織は透明でなければならない。自ら働く組織構造を知り、理解できなければならない。
②最終的な決定権を持つ者が明確でなければならない。
③権限には責任が伴わなければならない。
④誰にとっても上司は一人でなければならない。


(コメント)
これはよく見かける、注意すべき点です。
①組織構造と実態構造が違うことがよくあります。また組織構造が複雑すぎて理解できない場合もあります。
②合議制で決める結果、誰が決定したのか不明確である場合がよくあります。
③権限は持ちたがるが責任をとろうとしない場合もよくあります。高い給与は貰うが、権限を行使せず、責任もとろうとしない場合もあります。
④複数の上司がいる場合もよくあります。病院の看護婦さんに指示を出す人は医師と上司とがいます。またプロジェクトでは、プロジェクトリーダーと通常の上司とがいます。
これらのことを明確にしない結果、組織が混乱し、組織として機能していない例が本当に多いのが実情です。
組織の原則はきわめて簡単で『Simple is Best』です。そして規模が大きくなる程、「複雑なことは間違っている」と考えた方が正しいようです。
マネジメントには「こうすれば良い(保障)」という方程式は無いけれども、「こうしてはいけない(禁止)」という定理はあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿