2011年8月15日月曜日

PFドラッカー365の金言より

未来は、望めば起こる訳ではない。
未来を築くには、いま決定をおこなわなければならない。リスクを負い、行動しなければならない。経営資源を割り当てなければならない。とくに人財を割り当てなければならない。
今日のトレンドを単純に引き延ばしたり、今日の製品、サービス、市場(顧客)、技術が明日もそのままで通用すると仮定したり、資源とエネルギーを昨日までのことを継続するための防衛に使ってはならない。
どの事業を捨てるか、あるいは力を入れるかについて考えることが必要である。


(コメント)
「念ずれば花ひらく」と言われます。
しかし、この言葉は、念ずる位に思いが強ければ、自ずから計画し、決定し、行動するであろうということを前提にしています。
どんなに良い「思い」があったとしても、決定し行動しなければ、「良き意図があった」で終わってしまいます。
数年前にある銀行のご紹介で、看板・表札制作会社から経営再建のご相談がありました。この会社が有する特殊な「エッチング技術」を活かして電子部品基板市場に進出する経営革新計画をたて、広島県からその承認を得て銀行も全面的に支援することになりました。しかし、最後の最後に、この会社の経営者は「実行する」という決断が出来ませんでした。

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