2011年8月19日金曜日

PFドラッカー365の金言より 6

正しい方向づけを行うだけでなく、間違った方向づけをなくさなければならない。
そのために、部下と上司の相互理解が必要となる。相互理解は、下へのコミュニケーションによって得られるものではないし、下に向けて話すことによって得られるものでもない。それは上へのコミュニケーションによって得られる。上司の耳を傾ける姿勢と、部下の声が伝わる仕組みを必要てする。
そのために、年二回は上司と部下が改めて話し合うことが必要となる。


(コメント)
毎日顔を会わせていると、互いに理解している「つもり」になってしまいます。この予期せぬ誤解を防ぐためには、最低でも年2回は改めて話し合うことが必要です。そして、このとき大切なことは、上司は聴手であり、部下は話手であるということです。酒の場では期待できません。できれば部下は予め次のことを書き出しておくと良いとPFドラッカーは言っています。
①上司が目標とすべきもの
②部下自らが目標とすべきもの
③部下自らが期待されていると思う水準
④目標を達成するために部下が行うべきこと
⑤④の障害となっていること
⑥組織と上司が行っていることのうち、部下の助けになっていること
⑦組織と上司が行っていることのうち、部下の妨げになっていること
⑧部下自らの目標達成のために、次の1年間に部下が行うべきこと
これらを部下が予め書き出しておき、上司に提案すると良いと言っています。

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