2011年8月25日木曜日

PFドラッカー365の金言より 12

スタッフ部門(間接部門)の仕事の目的は1つだけ。現業に貢献し、組織全体の業績に貢献することである。スタッフ部門はできるだけ小規模にすべきである。
スタッフ部門の効率化を図り、生産性を高めるためには、「具体的な目標」と「期限」を定めてください。それらの目標を組織全体の目標とリンクさせてください。

(コメント)
①スタッフ部門の肥大化はスタッフ部門自身の効率を損なう。しかも、現業部門の効率をも損なう。
②スタッフ部門は長期的な課題に集中して取り組まなければならない。短期的な課題は、臨時の仕事として処理すべきである。
③スタッフ部門の目標が「従業員の行動について手がかりを掴む」とか「顧客の購買動機を研究する」などの漠然とした目標ではスタッフ部門の生産性はあげられない。具体的な目標と期限が必ず必要である。
④トップは3年に一度はスタッフ部門の責任者と話し合い、過去3年間においてスタッフ部門が会社全体の業績向上にいかなる貢献をしたかを聞かなければならない。
尚、当然のことですが、毎日同じようなルーティーン・ワークだけを行っているスタッフ部門は仕事をしているとは言えません。作業を繰り返しているだけです。スタッフ部門の人々は、定例作業は計画化し、時間を捻出して本来の仕事をするようにし、現業と会社全体の業績改善に貢献するようにしなければなりません。もしそれが出来ないのであれば、その作業は外注してスタッフ部門(間接部門)を縮小すべきです。

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