2011年9月2日金曜日

PFドラッカー365の金言より 20

イノベーションとは、思いつきでできるものではなく、事業全体の潜在的な機会を発見し、未来を築くためのものである。
イノベーションを実現させるためには、欠けているものは何か、成果を一変させる一歩は何か、資源の能力を一変させる小さな変化は何かを問わなければならない。
そのためには、マーケットのニーズやウォンツを書き出してみることが必要である。ニーズやウォンツを書き出すだけではニーズやウォンツを満たしたことにはならない。しかし、ニーズやウォンツを手で書き出して、初めて望む成果を得るために必要な条件を知ることができる。
イノベーションの能力とは、全体を見つめて、一見関係のないものを一つの全体として見る能力である。

(コメント)
PFドラッカー先生の言われる「イノベーション」と「改善」とは似ていて否なるものがあります。
イノベーションとは全体を俯瞰して欠けているものを補い新たなるものを創造していくこと、改善とは部分の現状を改良していくことではないでしょうか?
日々改善(カイゼン)を続けていくことは極めて大切なことですが、たまには「あるべき姿」「あってもらいたい姿」を考えて「欠けているものを補う」ことでイノベーションを図ることも必要なことだと思います。そして、その為には、頭の中で考えるだけではなく、面倒でもアナログに手で紙上に書き出してみて(パソコンでデジタルに書き出しては駄目)、図や表にしてみて頭脳の中にあるものを紙上に吐き出してみることが大切だと思います。これを勧めていると「マインドマップ」技法に行き当たります。
この手法は脳医学でも実証されていて、「気づき」を与えてくれる手法です。

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