2011年9月26日月曜日

PFドラッカー365の金言より 44

薬でさえ、意図せぬ治療に使われることがある。
イノベーションやベンチャーは、自らの製品やサービスが、思いもしなかった市場において、思いもしなかった使われ方のために、思いもしなかった顧客によって買われているとの前提でスタートしなければならない。市場志向でなければ、生み出すのは競争相手のための市場となる。


(コメント)
「自分はそんな使われ方のために製品を開発したのではない」「これが自分が想定した本来の使い方だ」等と顧客や市場の反応を否定してはいけません。
顧客は自らが抱える問題解決のために製品を購入し、自らの問題を解決する訳ですから、製品作成者の意図は余り関係ありません。
あるがままの顧客の使い方、受け止め方を受け入れる(自然体)ときに、新しい市場が開けてきます。
ですから、「予期せぬ成功」と「予期せぬ失敗」を振り返ってみることが大切なのです。そこに新しい市場の可能性が潜んでいる筈です。
子供は目の前にあるモノから色々な使い方・遊び方を考えていきます。高齢者は「あるべき論」でスタートして「あるべき論から外れるもの」を排除してしまいます。だから、子供は成長し、高齢者は衰退していくのではないでしょうか?自然体になり、客を受け入れ、自由な発想をすることが必要ではないでしょうか?
私の他のブログも、ある新規の顧客から「村上さんがどんな人物なのか予めわからないので、わかるようにした方が良い」とアドバイスをもらいましたので、新規顧客開拓の一助になればと思い始めたのですが、どうも、若手の社労士さんや社労士見習いさんが実務学習のために閲覧していることが多いようです。

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