2011年9月8日木曜日

PFドラッカー365の金言より 26

組織がもつ特別な能力が顧客価値と一致するとき、組織の中核能力が生まれる。①他の組織ではできないこと
②他の組織でも出来ることはできるのだが、お粗末にしかできないこと
のうち、顧客が価値があると認めることが自らの組織の中核能力である。
自らの組織の中核能力に正しく気づき、そのレベルを識別するには、「予期せぬ成功」と「予期せぬ」を見つけなければならない。

(コメント)
「これが強みだ」と自分達だけで考えることは意外と正しくない場合が多いようです。何が正しいかは、顧客が決めます。顧客が認めたもの(購買してくれた理由)が自分達の強みであり中核能力なのです。
そのため、自分達の強み&中核能力を正しく理解するためには、「予期せぬ成功」(=自分達の予想に反して顧客が価値ありとみとめたこと)と「予期せぬ失敗」(=自分達は価値があると思っていたのに顧客が価値を認めなかったこと)を過去の体験から洗い出し、その中から顧客が認めた自分達の強み&中核能力を認識していくしかないのです。
「予期せぬ成功」・・・自分達が予想していなかったのに成功したこと。一般的に「ラッキーだった」という一言で片づけられている場合が多いようです。
「予期せぬ失敗」・・・自分達は絶対に上手くいくと思っていなかったのに成功しなかったこと。自分達ではその原因が中々わからないので「不運だった」の一言で済まされることが多いようです。
しかし、PFドラッカー先生は、このようなときは客観的になり、その理由を分析&解明してみることが必要であり、その中にこそ顧客が認める自分達の強み&中核能力が潜んでいると言われています。

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