2011年9月6日火曜日

PFドラッカー365の金言より 24

いかなる組織といえども、多くの分野において卓越することはできない。しかし、一つの分野において「卓越」することはできる。成功するには、この一つの分野における卓越性に加えて、多くの分野において「並以上」でなければならない。
あなたの組織が卓越して行うことができることは何でしょうか?
わが社に特有の知識(知恵)は何でしょうか?

(コメント)
「卓越」しているとは、「並以上」のレベルをはるかに超越していることが必要です。他社より少し秀でている程度では「並以上」のレベルにしか過ぎません。
要するに、「何でも人並みのことはできますよ(=何も特徴がない)」というのではなく、「何か飛び抜けて秀でたものを持ちなさい」ということです。少々の欠点があっても構わないということです。その上で、飛び抜けた分野以外の分野でも「並以上」のレベルのことができるようになれば成功するということです。このときにおいても、それ以外の分野では欠点や弱点があっても構わないのです。
欠点を直すことよりも先に、まずは自分が得意とする分野で卓越した存在になることに専念すべきです。自分が「卓越」している分野は常に磨きをかけ、次に「並」の分野を「並以上」にする努力をすることが大切です。欠点・弱点を並レベルにするとは後回しでも構いません。
昔から「大きな山には大きな谷がある」と言いますから・・・・!! 成功するためには聖人になろうと努力する必要はありません。
このことは会社組織においても言えることです。ただし、会社組織は複数の人間がいますから、互いの弱みを補うことで組織として弱みを克服することができます(各自の長所、短所の組み合わせを考える)。

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