2011年9月27日火曜日

PFドラッカー365の金言より 45

マネジメントの目的は、顧客を変えることではない。
マネジメントの目的は顧客を満足させることである。
製品やサービスの意味(=価値)を決めるのは、顧客であって生産者ではない。
マネジメントは外へ出て行かなければならない。
最大の危険は、生産者が製品やサービスの意味(価値)を顧客以上に知っていると過信することである。

(コメント)
頑固な「広島風お好み焼き屋」さんがあります。ここではマヨネーズをお好み焼きにかけて食べることは厳禁です。おやじさんが頑固で「マヨネーズをお好み焼きにかけると、うちのお好み焼きの美味しさがわからなくなってしまう」というので厳禁されているのです。
隣には世間並の美味しさ(飛び抜けて美味しい訳ではない)のお好み焼き屋さんが昔しからあり、こちらはマヨネーズをかけて食べても文句を言われません。このお好み焼き屋さんは、今では鉄板焼き兼お好み焼き屋として規模を拡大してチェーン展開をされています(どちらかというと鉄板焼き居酒屋さん風になっています)。
私も生粋の広島育ちですから、昔し、わが子がお好み焼きにマヨネーズをかけて食べるのを見て「それは邪道だ」といったことかあります。しかし、今では私もお好み焼きにマヨネーズをかけています。この食べ方も結構美味しいと思います(中に入れる具次第ですが・・・)。
同じような例が「つけ麺屋さん」でもありました。
とのようにして食べるのが「美味しいか」を決めるのは顧客です。
自らが提供する製品やサービスに対して顧客がどのように反応するかを調べて、それに対応することが生産者には必要なのであり、そこにマネジメントが必要となります。自らの価値観を顧客に押し付けるのであれば個人商店(趣味)に過ぎず、マネジメントは不要となります。
50歳を超え高齢になると「最近の若い者はモノの価値を知らない」と嘆くことが多くなりますが、これも注意しなければならない点(価値観が変化している)かもしれませんネ!!

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