2011年9月3日土曜日

PFドラッカー365の金言より 21

情報とは、組織を一体化させるものであり、かつ一人ひとりの知識労働者に成果をあげさせるものである。データ通(単なるモノ知り)から情報通へと進化するためには、①あなたの仕事は何か?
②あなたの貢献すべきことは何か?
③組織にとって重要なことは何か?
を考え、あなたと組織が必要としている情報は何かを考えることが必要である。

(コメント)
インターネットが普及し情報化社会となったので、情報過多となっている感があります。
東北大震災の直後、原発問題、電力供給能力等には色々な情報が飛び交い、何が本当の情報なのかがわからなくなる状態でした。震災直後のことですが、広島の企業の中に、震災で被災した人達に弔意を敬する(接待や飲み会を控える)ことに専念してしまい、自社に部品が入荷しなくなり納期に間に合わなくなるという情報を漏らしていた会社があります。
情報が過多の時代には、不要な情報を早く切り捨てること(廃棄)が必要です。何が切り捨てる情報で、何は参考にする情報、何が真実を伝える情報なのか、そして何が必要な情報なのかを早期に区分判断する必要があります。
その為には、PFドラッカー先生の言われる上記①~③が明確になっていることが必要です。
「必要な情報が報告されない」と嘆いている人は、その原因が組織の弊害ばかりではなく、上記三点が明確になっていない、他人に正しく理解されていないのではないかと再考する必要があります。

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