2011年10月2日日曜日

PFドラッカー365の金言より 50

事業機会(チャンス)を発見するには、自らの「弱み」と「脅威」に注目する必要がある。
事業機会の発見とその実現には、心理的な困難がともなう。確立された習慣の破壊を意味するが故に、内部の抵抗を受ける。それはしばしば、最も誇りにしてきた能力の放棄を意味する。
しかし、実現が難しいということは、逆にそこに力を入れ、その重要性を強調し続けなければらないことを意味する。

(コメント)
昔から「失敗しようとして失敗する人はいない。失敗する原因で多いのは、過去の成功事例に拘り過ぎていた場合である」と言われます。・・・業界慣習、自社慣習、自社の過去の成功事例など
また「企業は変化適応業である」とも言われています。
日々進化を続ける顧客に企業が変化適応するために、企業は過去の栄光や慣習を捨て(計画的廃棄)、新たな環境に適応していく勇気をもつことが必要です。そうしなければ「できない理由探し」ばかりをして、折角発見した事業機会(チャンス)を逃してしまうことになります。
一番の困難は社内と自らの中にあります。社内や自らの中の暗黙知(無意識のうちの規範やルール)が一番厄介な相手となります。昔しから「獅子身中の虫」と言われているように、事業機会を活かすためには、この「獅子身中の虫」を克服することが大切です。
「できない理由探しではなく、できる方法探し」をするようにしましょう!!

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