2011年10月16日日曜日

PFドラッカー365の金言より 64

(コメント)
東京(正確には埼玉)の大学に通っている息子が異常事態に陥ったようなので、急遽、夜行バスを利用して金曜日夜から日曜日朝まで東京に夜行日帰りで行っていたので、この間はブログを掲載することができませんでした。

(本文)
成果を挙げるための第一歩は、時間の使い方を記録することから始まる。重要なことは、自分がどのようなことに何時から何時まで時間を使ったかを、自分で記録することである。継続して時間の記録をとり、その結果を毎日見ていく。
そして、日々の日程を再検討して組み替えていく。やる必要のない仕事、成果を生まない時間の浪費となる仕事を見つけ出し排除する。
そのような時間の浪費を見つけ出すためには、記録に出てくる全ての活動について、「もし、全くやらなかったら何が起こるか」を考えれば良い。止めても何も起こらないのであれば、明らかに結論は「直ちに止めよ!!」である。


(コメント)
仕事を含めた一日の行動計画を組む人は結構いらっしゃいます。しかし、その結果を記録し、結果をもとに次の計画を改善するようにしている人は少ないようです。大切なことは、それらの記録を「自分の手で記載する」ということです。パソコンに入力して手書きする代用をしようとすると効果は少なくなってしまいます。アナログに自らが手書きすることで、人間の脳がフル活用されるようになります。乱雑に書いても、思いつくままの箇条書きでも良いのです。
こうして、自分の記憶を思い出し、整理して、その中から自らの「強み」「予期せぬ成功」を見つけ出し、それを次の計画に反映させることが必要です。
そして、PFドラッカー先生が言われているのは、これが出来るようになるためには、まず「成果を生まないムダな行動を排除することを先にしなさい」ということです。有効な行動計画が立てられるようになるためには、ムダな行動を排除し、そこで生まれる時間を活用して、自らの脳を無意識のうちにフル活用できるようになること(「アッ!!」と気付けるようになること)が必要であるということです。
昔しから日本の格言に「忙中閑あり」とあります。「忙」の字体を分解すると「心」を「亡(ウシ)なう」と書いています。「忙しい」というときには意外と時間があるものです。「本当に忙しいとき(必死なとき)」には人間は無意識のうちに集中して仕事を行い、ムダな仕事を無意識のうちに排除するか後順位にしています。本当に忙しいときには人間は口数が減りますから、「忙しい」とも言わず、黙々と計画的に仕事を進めていきます。
口で「忙しい! 忙しい!」と言っている間は、仕事に振り回され、自らを見失い、その結果、集中して仕事を行うことができず時間と仕事に振り回される結果、意外と「やらなくて良い仕事(後順位にしたり排除しても良い仕事)」をやっている場合が多いようてす。このようなときには、「やらなくても良い仕事(成果を生まない仕事)」や「後順位でも良い仕事」を排除することで、限られた時間に集中して仕事を行うことができるようにすることが大切です。
だすから、「いま、このときに」やるべき仕事に集中できる環境を創り出すために、いまはまだやらなくても良い仕事(後順位の仕事)や成果を生まない仕事を先に排除しておくことが必要です。

因みに、今回の私は息子が異常事態に陥ったので、金曜日の昼間に急がない仕事を全て排除して「緊急の仕事」だけを片付け、時間を確保して東京に行った後に、今日は「月曜日までに完了すべき仕事」に集中的に取り組む予定です。私も個人事業主(社会保険労務士)ですから、当然に成果の有無を考慮して金曜日と日曜日の仕事配分を決めています。夜行バスの中では来週予定されている給与体系変更のプレゼンの構想を資料を見ながら練っていました。ただし、このブログが成果を生む仕事と確信はしておらず、気分転換のために入力していますが・・・・・。

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